MY STORY私のホームステイ体験記
人の温かみにあふれたイズミルでホームステイ
今回のトルコでのホームステイは私にとって初めての海外渡航となったのですが、毎日新しい出逢いや発見があり、全てのものが新鮮でした。私は大学でトルコ語を学んでおり、トルコやイスラーム圏の文化についてはある程度知っていたつもりでしたが、実際に行ってみると知らないことだらけで、本当に1日1日が新鮮でした。
私が滞在したイズミルは人の温かみにあふれた街で、道やバスのことを聞けば誰でも快く教えてくれますし、たまたまバスや乗合タクシーで隣に座った人同士がまるで知り合いのように仲良く喋っている光景をあちこちで目にして、日本にはない良さだなと思いました。
今回私を受け入れて下さったGizemさんとは25日間毎日一緒に行動し、遺跡や博物館、観光地、海、ハマムなど、いろんな場所に連れていって頂きました。家の中でもほとんど一緒にいて、トルコ語やトルコの文化のことを教えてもらったり、時には私が日本のことを教えたりしながら、自然とトルコ語も学ぶことができました。
また、Gizemさんの親戚の方々にも良くして頂き、滞在2日目にはサプライズで私の誕生日をお祝いしてもらって、その後も頻繁に会ってチャイを飲みながら楽しくお喋りをしたり、子供たちと遊んだり、本当に楽しい時間を過ごしました。
敢えて語学学校には通わなかったのですが、日常生活の中でトルコ語も充分学べましたし、何よりホームステイをしてトルコ人と同じ生活を送ることで、トルコでの暮らしを五感で知ることができ、非常に充実した時間でした。トルコでの生活は日本での生活とは違い過ぎて、本を一冊書けるのではないかと思う程毎日いろんなエピソードがあり、間違いなくこれまでの人生で最も刺激を受けた1ヶ月でした。
たった1ヶ月イズミルに滞在しただけで、決してトルコの全てを知ったわけではありませんが、私はこの街とそこに住む人たちのことが大好きです。イズミルで出逢った大切な人たちにまた会いに行けるといいなと思っています。
トルコにもう一つの家族ができた!
トルコ語を勉強し始めてわずか2カ月でのホームステイ。ファミリーとのやりとりに苦労することもありましたが、だんだんお互いに伝えたいという気持ちが通じ合うようになって、大切なのは相手に耳を傾けることだと思いました。
レッスンで何度も練習した挨拶のフレーズは、どこに行っても会話の糸口となり、すごく役にたちました。 沢山のお友達や親せきに紹介され、迎えられていることにすごく嬉しさを感じました。仲良くなればなるほど、もっとトルコ語を話せたら良いのに!という気持ちが強くなり、これからも勉強していきたいなと思いました。 通常の旅行では体験できない普段の生活に触れることができる貴重な時間でした。トルコにもう一つの家族ができたようで、ますますトルコが好きになりました。
一ヶ月でも充実のホームステイ
今回1か月という期間での参加でしたが、あっという間でした。ダンスレッスンも受けながらだったせいか、毎日どこかしらに出歩いては 帰ってきてアンネ(ステイ先のお母さん)のトルコ料理を食べるという充実した生活だったと思います。
ただ、トルコ語を理解するのはまだまだで、ホームステイ先のご家族の方には多少なりともお手数をおかけしたと思います。
一人で勉強するよりも外に出て誰かと話した方が上達するので、滞在中、知り合ったトルコの友達と会話するとより一層、トルコ語を覚えた気がします。
学校に行けばよかったかなあ、とも思いますが、そうするとかなりタイトなスケジュールになってしまったので、今回初めてのトルコと言う事もあり、ゆっくりのんびりトルコを満喫できたように思います。
アートスクールでお稽古体験〜イスタンブールにて
私はイスラム教にとても興味があり、そのため他のイスラムの国に行きましたが、どこに行っても女性の姿を見ることは少なく、自分の中で疑問を大きくもっていました。そこで、疑問を解決するにはホームステイに参加することが一番だと思ったので、今回参加しました。今回二週間という短い時間でしたが、予想以上に多くのことを得られたと思います。 私はステイ先の家族が英語を話せると思って出発しました。しかし、一日目にトルコのアンネ(お母さん)に「NO ENGLISH, NO JAPANESE!」と言われ、すぐにトルコ語の勉強を始めました。始めはコミュニケーションが難しく、家族に沢山迷惑をかけてしまいました。でも、家族はいつも笑顔で許してくれて、本当に助けられました。しかし、徐々にトルコ語も覚えて理解できるようになり宗教やその日の出来事などを話せるようになりました。もっと話したいこともあったけど、何より気持ちで繋がれたと思います。もっとも、真剣にトルコ語を勉強したことで、トルコと近い視点に立てたと思います。だから、私にとっては語学を学ぶ機会を与えられたことは本当によかったと思います。
生活を共にすることで、トルコの人の優しさに気づけました。宗教色の薄い日本と比べて、生活にイスラム教が密着していることを知り、そこに存在する多くの問題も目の当たりにしました。政教分離など、多くを考えさせられました。そして、歴史的建造物からみる宗教間抗争、いまだ戦争が起こり、それが日本よりずっと身近な問題であることを知りました。
旅行ではなくホームステイのよさは、一時期ではありますが、その国の人々の生活を同じくすることによって自分の中でありのままに吸収できることです。そして、家族という何にも変えられない絆を作れることが一番自分を成長させることでした。
こんな私を迎えてくれた家族に、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、沢山の人々の優しさにも助けられました。
毎日美味しいアンネの料理をお腹いっぱいに食べて、お稽古に行って、家族に包まれて二週間楽しい時間を過ごせました。
今回、エブルアート、トルコ絵皿とアクセサリー作りに挑戦しました。お稽古場は昔学校の寮だったそうでとても雰囲気がいいところでした。場所もスルタンアフメットの駅から五分もかからないところにあって交通の便もよかったです。教室は5人くらいで一緒に行われ、もちろんトルコ語が中心でしたが、先生を始め皆さんに温かく迎えていただきました。どれも色合い、デザインなど素敵な作品が壁に多く飾られていて観光だけでは知りえないトルコの文化に直接触れることが出来、いい経験ができました。
ホームステイを実現するにあたってお世話になったトルコ中央アジア文化センター、現地係員の方に感謝しています。ありがとうございました。
絶品料理はアンネの愛
荘厳なブルーモスクにアヤソフィア、トプカプ宮殿に地下宮殿、楽しいグランバザールやエジプシャンバザール、夕暮れ時にはひときわ美しい眺めが楽しめるアジアとヨーロッパに挟まれたボスポラス海峡、さまざまな秘宝が眠る博物館・・・イスタンブールの中だけでも見所はたくさんありますね。観光名所をまわり、トルコの深い歴史を知るにつれ、現代のトルコ人は普段どのような生活をしているのか、家の中はどんなふうなのか、とても興味がわいてきました。また、10年ほど前に初めてトルコを訪れたとき、その多彩な文化に驚いたとともに、トルコ料理のおいしさにびっくりしたのです。東京中のトルコレストランを食べ歩きました。しかし実はトルコ人はあまり外食をしないとのこと。会う人会う人にお勧めのトルコ料理を尋ねたら、最高の料理はお母さんが作る家庭料理と答えたのでした。これを聞いたらもう家庭料理を試さずにはいられません。久しぶりのトルコ旅行にホームステイを選んだのはこうした理由からです。
いよいよホームステイ先のポラット家に着いてみると、これまでレストランでしかトルコ料理を味わったことがなかった私は、ホストマザーのギュレルが作るまさしく多彩で豊かな家庭料理の数々に、完全にノックアウトされてしまいました。ギュレルも初日からガイドブックの料理のページを片手に、これは何か?あれは何か?と質問しながらも大学生の息子と同じ量をぺろっと平らげる私を見て、気合が入ったのかもしれません。朝食の席では、その日の夕食のメニュー会議です。焼き立てのエキメッキとチーズをほおばりながら、またまた料理のページを開いて今夜は何が食べたいかと聞かれます。私が串刺しのケバブを指差すと、首を振ってこれはレストランの料理だと言いました。キョフテを指差すと、笑顔で「タマム!」。手間のかかるチーキョフテや数々のドルマ、肉と野菜の煮込み、いろいろな具材のピデなども食卓に上がりました。寒い季節なので熱々のチョルバも欠かせません。冬でもサラダは彩り豊かです。トルコでは今でも、お母さんが家族のために手間のかかる料理を毎日一生懸命に作っています。日本に比べて専業主婦が多いことも関係しているようです。また家の中もピカピカに磨き上げています。家の前の通りの埃っぽさや、古めかしい外観からは想像できないほど、トルコ人の家の中はいつもキレイで、サロンと呼ばれる居間はお母さんによって趣向を凝らして飾り付けられています。頻繁にお互いの家を訪問しあう文化があるからかもしれません。
年末年始といえば日本でも行事が多く、親戚を訪問したり、家族でご馳走を囲む機会が多いですね。2007年のお正月はクルバン・バイラムが重なって、街は準備の買い物をする人達ですごい賑わいでした。バイラムの間中、毎日数グループの来客を迎え、さらにこちらも数軒の家庭を訪問します。その家庭のほとんどが血縁と聞いて、トルコ人の親戚付き合いは広いなとびっくりしました。私もアンネのギュレルとババ・ナズム、イチローに似た大学生の息子のバトゥハン、色白のかわいい高校生の娘ヌルと一緒にたくさんのお宅訪問をして、一気にトルコ人の生活を垣間見ることができました。先々でチャイやバイラムのお菓子や食事が振舞われます。
とくに楽しかった思い出が、年越しにイズミットのアンネアンネの家を訪問したことです。家にとても入りきれないくらい多くの親戚が集まり、皆で順番にご馳走を囲み、その後、いとこ達みんなで湖畔のレストランに集まりカウントダウンをしました。音楽に合わせて大きな踊りの輪が出来ます。踊り疲れて家に戻ると、人数分のベッドもなく、女性はサロンで雑魚寝。にぎやかで楽しい長い夜でした。
バイラムが終わると学校が始まります。アイドゥンの大学に戻るバトゥハンをみんなでオトガルまで見送りました。私たちはいつものとおり、TVをつけて食卓を囲みます。人気番組イボ・ショーや、シリアスドラマやアメリカ映画・・・うっかりTVに見入っていると「イェメェ〜、イェメェ〜、」と降参するまでお皿に料理がよそわれます。
料理学校にも通った本格派のギュレルですが、とくに自信があるのが小麦粉を使った料理だそうです。ボレキやピデ、そして日本に帰る日の朝には「家族に食べさせてね」と大量のチーズ入りポアチャを焼いて持たせてくれました。ギュレルの料理はどれも母の愛情と誇りが詰まった絶品ばかりでした。
料理の写真ばかり撮ってきた私に、日本の母が「これだけご馳走になってきて、何も料理は覚えて来なかったの?」と聞きました。そういえば、初めのころギュレルに料理はするかと聞かれ、親がするからほとんどしないと答えてしまいました。そのとき、ギュレルがちょっと残念そうな顔した気がしたような・・・。トルコでは大好きで大切な人達のために料理をすることはとても当たり前で、誇らしいことなのですね。日本でもそうなのかもしれませんが。
次に訪問するときは、ぜひいくつかおいしいトルコの家庭料理を習ってきたいなと思います。そして、私も日本の家庭料理を紹介できたらいいなと考えています。
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